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  • 2021

    12/23(木)

    遺留分とは何ですか?

遺留分とは、一定の相続人が最低限受取ることができる相続分のことです。
相続が発生した時に遺言書がある場合には、そこに書かれた割合が優先されますが、1人に全財産を相続させるなどの内容では他の遺族が困ることがあります。そこで遺留分の割合は法律で定められていて、①配偶者、子:法定相続分の半分、②父母(被相続人に配偶者がいる場合):法定相続分の半分、③父母(相続人が父母のみの場合):法定相続分の1/3、④兄弟姉妹:遺留分の権利なし、となります。
 なお、遺言や贈与によって遺産をまったく、または、わずかしかもらえなかった相続人が、財産を受け取った他の相続人に対して遺留分の請求をすることにより、遺留分の割合までは、他の相続人から金銭で受け取ることができます(遺留分侵害額請求)。遺留分の請求には期限があり、「遺留分があることを知った時から1年」と「相続が発生してから10年」のタイミングで時効が設定されています。

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