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  • 2021

    12/16(木)

    遺言書を書くときに注意しなければならないことはありますか?

遺言書を作成するときにはいくつか注意しなければならないことがあります。
①書き方の決まりを守る
最近は自筆証書遺言を書く人も増えていますが、遺言には法律で定められた書き方の決まりがあり、その決まりにしたがって作成されていない遺言は無効になってしまいます。また内容を訂正する場合にもその方式が厳格に決められているので、十分な注意が必要です。
②遺留分に配慮する
子や親など一定の相続人には最低限の遺産をもらえる遺留分という権利があります。遺言の内容がこの遺留分を守っていない場合、遺留分の権利を持っている相続人は、他の相続人へ遺留分の侵害額(守られなかった遺留分の金額)を金銭で請求することができます。そのため相続人の遺留分を侵害しないよう、遺産の分け方に注意を払うことも大切です。
③遺言執行者を指定しておく
遺言執行者とは、財産分割や名義変更などの具体的な相続の手続きを行う人のことです。
相続人の中に遠方に住んでいる人がいたり、相続人同士の仲が悪かったりした場合に、遺言執行者をしておくと手続きがスムーズに進みやすくなります。
④家族への感謝などを添えておく
遺言書に遺産の分け方の理由や家族へのねぎらい、感謝の言葉を書いておくことで、その分け方に不満がある人の気持ちをやわらげることにもつながります。

有効な遺言を遺すためには、弁護士などの専門家に相談しながら作成することをおすすめします。

03-6264-4655

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